前奏曲

Prelude

 

 

 来週の土曜日(26日)のコンサートは《プレリュード Prelude》というタイトルでコンサートなのですが、今回は、S. L. Weiss、F. Tarrega、M. M. Ponce、H.V=Lobos などの前奏曲をお聞き頂く予定です。

 

Program(予定)

 

S.L.ヴァイス:前奏曲とパッサカリア
S.L.ヴァイス:ファンタジー
F.タレガ:六つの前奏曲と《ラグリマ》
M.M.ポンセ:「24の前奏曲集」より
H.V=ロボス:五つの前奏曲
I.アルベニス:前奏曲とマラゲーニャ
    他

 

 バッハと同じ時代に活躍したバロック・リュートの名手ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss, 1687 - 1750)の作品のいくつかはギターでもしばしば演奏されますが、今回お聞き頂く「パッサカリア」も「ファンタジー」もギターではおなじみの曲です。パッサカリアには他の組曲から「前奏曲」を借りてお聞き頂こうと思います。「ファンタジー」は明らかに前奏曲の部分が小フーガの導入部となっている曲です。
 タレガは珠玉の前奏曲をいくつか書いていますが、今回はその中から6曲と、また《ラグリマ(涙)》というタイトルがあまりにも有名になった前奏曲、計7曲をお聞き頂きます。
 ポンセはセゴビアの為に数々の名曲を作曲しましたが、セゴビアからの依頼で「24の調で24の前奏曲」を書くと言うプロジェクトを実際に進めていた、それもかなり初期に、ということが二人の間で交わされた書簡集から確かめる事ができます。しかし生前にそれは出版される事は無く、セゴビアの校訂により「12曲」のみがショット社から出版されただけでした。しかもその中の何曲かはポンセが考えた調性ではなく、別の調であったり、音形のいくつかは変更されていました。1981年にアルカーサル氏によってポンセの遺稿の中から前奏曲として作曲したと思われる作品の数々が発見されますが、ト長調のみが欠落していたり(それを別の作品を編曲すると言う方法でアルカーサルは補填していますが)ポンセ自身による完全な「24の調による24の前奏曲」は完成することがありませんでした。とはいえ、そこに見るポンセの音楽、ポンセがギターと言う楽器に寄せていた愛情は、あらためて新鮮で美しい事に感動します。今回はアルカーサル版を基に数曲をお聞き頂く予定です。
 ヴィラ・ロボスの「五つの前奏曲」については言うまでもなく有名な曲、ギターの重要なレパートリーですが、私が強く関心を持つのは作曲者自身がかなり良くギターを理解し、演奏が出来たという点にあります。ギター曲を書いたその他の20世紀の多くの作曲家と比べたとき、そこが大きく違い、またそのことがヴィラ・ロボスのギター作品をより輝かしいものにしていると思います。勿論彼の音楽そのものが、とても個性的である事は言うまでもありませんが。
 今回演奏するアルベニスの「前奏曲 Preludio」は、「スペイン España、Op.165」の第1曲目です。Op.71の「旅の想い出 Recuerdos de Viaje」の再6曲「マラゲーニャ〜入江のざわめき Rumores de Caleta」とあわせてお聞き下さい。なおこの「前奏曲」の編曲が、今回のプレゼント編曲です。ご希望の方は前売りチケットお申込みと同時にご予約ください。

 

 

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